＜要約＞
コンテンツマーケティングとは広告や動画等を用い、顧客にとって有益な情報を提供することで、企業や商品の信頼性や専門性をアピールする手法。その事例や考え方を解説！
【聞いたことはあるけどよくわからない？「コンテンツマーケティング」とは？】
「新規集客をするための商品づくり」と「宣伝するためのマーケティング戦略」で、あなたのビジネスを「カタチ」にする株式会社マーケティングブレインズです。
あなたは「コンテンツマーケティング」という言葉を聞いたことがありますか？
おそらく多くの方が、耳にしたことくらいはあるのではないでしょうか。
ただ、その意味についてよく理解している人はそう多くない印象です。
そもそもマーケティングという言葉自体、定義が曖昧な気もします。
今回は基本に戻って、マーケティングとは何か？そしてコンテンツマーケティングとは？
それらを戦略的に行うことが企業にとってどうメリットがあるのか？について、事例を交えながら解説します。
商品やサービスは良いもののはずなのになぜか売れない…いまいち他社との差別化ができていない…とお悩みの企業様はぜひ参考になさってください。
・そもそもマーケティングとは？
ひとくちにマーケティングと言っても様々な定義がありますが、当社では、
「その商品やサービスを売りたい企業側と、購入を検討する顧客側との価値観のギャップを埋めること」
と捉えています。
具体的に言うと、
まずは、ある商品の購入を検討している見込み客がいるとします。
しかしこの段階では、どこの商品も同じでしょ？ どの会社の商品が良いとかも知らないし…
という状況です。
それに対して企業は広告などを出し、認知してもらうことをします。
そして、集客商品などを打ち出すことで興味を持ってもらい、問い合わせや体験、お試し購入へと繋げます。
そうしてお試しで価値を実感してもらえれば、商品そのものの購入。
さらに気に入ってもらえればリピートや口コミ、紹介にも繋がる。
この会社の商品はすばらしいという評価になる。
この一連の施策や活動、流れ全体をマーケティングと定義しています。
・コンテンツマーケティングとはどういう意味？
それではコンテンツマーケティングというのはどのようなものでしょうか？
ここで言うコンテンツとは、例えばブログやコラムなどの記事や、商品紹介やインタビューなどの動画、使用方法やサービス内容を紹介するマンガなどのインフォグラフィックといった、ユーザー（見込み客）にとって有益な情報を提供するものを指します。
つまりコンテンツマーケティングとは、上記のようなコンテンツ（情報）によって専門性をアピールし、見込み客からの信頼を得ることでブランドイメージUPや購入へ繋げるマーケティング手法ということです。
また、どれだけ商品やサービスそのものが良くても、他社製品との違いが分からなければ比較のしようがなく、決め手に欠けてしまいます。
今の商品＋＠のコンテンツで他社との差別化を図り、選ばれやすくする目的もあります。
この＋＠のコンテンツ＝付加価値が作れれば、単価UPやリピートにも繋がりやすくなるでしょう。
・コンテンツマーケティングの事例
それでは、具体的なコンテンツマーケティングの事例をご紹介します。
とある機械メーカーの事例です。
特に業務用の機械の販売となると、その導入サポートがあったり、メンテナンスがあったりと、それを使用するにあたって付随する諸々の作業やサービスがありますよね。
身近な家電で考えてみても、使用方法の説明書を見て分からなければカスタマーサポートに問い合わせて…というような手間が発生します。
そこに目をつけ考えたのが、機械とその使用方法やメンテナンス法の説明動画をセット販売する方法。
機械に＋＠のコンテンツとして動画を作成し、一緒に売るコンテンツマーケティングです。
これによる顧客側のメリットは、
- エンジニアの育成時間の短縮
- レクチャーにかかる人件費の削減
- メンテナンスの手間やコストの削減
などがあります。
そして企業側にも、
- セット販売による単価UP
- 他社との差別化とブランド力UP
- 顧客満足度と自社の信頼度UP
といったメリットがあります。
顧客も企業も、双方が満足できる、効果的なコンテンツマーケティング事例と言えるでしょう。
・コンテンツマーケティングを考える上で大切なこと
なによりも顧客満足度UPに繋がるコンテンツを作ることが重要です。
そのためにはまず、顧客の潜在ニーズを知らなければいけません。
先の事例では、表面上の顧客ニーズとしては、機械の導入による作業の効率化であったり、新たな商品開発・製造であったりが考えられるでしょう。
それは機械を導入し、使いこなすことで叶えられるニーズです。
でも、それだけを満たすのであれば、同じことができる他社製品でも良いわけですよね。
そこでさらに深掘りし、潜在ニーズを探しましょう。
注目すべきは先の、機械を導入し、「使いこなすことで」叶えられる という点。
そう、機械を導入するだけで良いわけではなく、それを使える人がいて初めて役に立ちますよね。
つまり、誰かが使えるようにならなければいけないのです。
そうなると今度は、そのレクチャーは誰がするのか？育成にかかる時間や手間は？
こうした問題が出てきます。
これこそが顧客の潜在ニーズ。
これを解決するコンテンツが提供できれば間違いなく顧客満足度は向上し、また、機械だけを売る他社とは差別化でき、優位に立てるでしょう。
コンテンツマーケティング成功の鍵は、真に顧客が求める付加価値を提供できるかどうかにあります。
●まとめ
マーケティングとは、売り手と買い手との関わりの機会を作ることで、その価値観を共有・一致させることを目指す活動全般を指します。
その中でも、記事や動画、広告などを用い、ユーザーにとって有益な情報を提供することで、企業や商品の信頼性や専門性をアピールする方法をコンテンツマーケティングと言います。
コンテンツマーケティングにより、自社の持つ貴重な情報や価値をあえて出し惜しみせず発信することで、他社との差別化や独自性が生まれ、顧客づくりやファンづくりにつながるのです。
時には商品そのものへの付加価値となり、単価UPやリピートの獲得にも繋がります。
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